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登録情報処理安全確保支援士(RISS)をやめた

登録情報処理安全確保支援士(RISS)という資格をもっていたのですが…

この名前でピンとくる人は、これから何を書くかある程度予想済みだと思いますが、 情報処理試験に”情報処理安全確保支援士”という工事現場にでもいそうな資格があります。 とにかくそんな名前の資格を持ってたのですよ。最近まで。

 古くは”セキュリティスペシャリスト”とか”セキュリティアドミニストレータ”とか”テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)”なんてキラキラな名前がついていたのですが、いままでこんなに何度も名前が変わった試験なんてあったのだろうか…

 大して勉強しなくてもイケんじゃね? と高をくくって不合格になったのが10年以上前で、むきになって何度も受けなおしてやっと合格したのが2017年(一応試験にエントリーしてから職場の行き来の間くらい勉強しましたw)。

 やっとひと段落したと思っていたところに今度は「また名前変えるよ~、今度は任意で登録制だよ~」とのお知らせが来て、よくよく詳細を読んだりググったりすると、

・1年ごとに更新するものである
・登録時、更新時に手数料がかかる
・登録時:ざっくり1万円強(もう調べるのも面倒だ…)
・更新時:1年ごとに2万円払ってオンライン講習(その後テスト)をする。3年ごとに集合講習があり、8万円

→初年度:登録費+講習費=3万、2年目:2万、3年目:2万+8万= 最初の3年間で15万強かかる。(※その後の3年は登録費抜きなので14万)

・最近「ライセンスカード」のようなものを作ったらしい。
・いわゆる「士」業(弁護士・会計士のように、資格があることで業務を行うことが許可される仕事)
・しかし、現時点で「この資格がなきゃできない仕事」はない

とまぁ、どう考えてもメリットが薄い、むしろ私にとっては、ほかの資格と大して変わらないのにやたらとお金がかかるイメージしかないのです。

職場にも一応そっとアピール(1年ごとに”金かかる資格持ってるから補助してください”)もしているのですが、”それって何?”と聞かれることもなく、ただの資格カウンタ+1の扱い。 なので、将来への期待を込めて自腹で2年間維持・更新したのですが、今年はいよいよ3年目。恐怖の10万円上納です。

このお金があれば、あれ(例えばmacbook買う)もこれ(例えば車検の足し)もできるし、それを我慢してまで更新して得られるものって何だろう?と考えた結果、「こりゃダメだ」となりまして。

コロナウイルスの影響で集合研修が中止・再開・また中止と目まぐるしく変わってますが、おそらくなんらかの方法で上納するという状況は変わらないでしょう。 よくよく考えたら、こんなにお金払うよりも、毎年試験を受けて再登録する方が全然安上がりではないか ということに考えが至りまして。

こちらにある「登録消除届」を印刷してIPAに届けました。2週間ほどたった本日、登録者のリストを確認したところ自分の名前が消えたので、無事に資格が削除されて”野良”情報処理安全確保支援士になったようです。 なんか野武士みたいでこっちの方がいいかも。

それにしても… これはとても共感した。 いや、まったくそのとおり。ある意味これを読んだおかげで踏ん切りがついた気がする。

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